第2回・・・制作工程 その2

ちょっと前回から間が空いてしまいました(´;ω;`)なかなか思うように時間が取れず…なんて、全くの言い訳ですよね(;^_^A 今回は、F8サイズの作品「カワウ」の制作工程をお見せします。
私のライフワークである鳥が主人公ですが、自然の川の流れがあり、生い茂る木々があり、岩があり・・・と、風景を描くときに欠かせないアイテムも盛り込まれています。
私は、鳥や動物、人物などの表情、精密なものを描くときなどはかなり下絵に時間を描けますが、風景を描くときなどは岩や木の位置などを鉛筆でざっくり描くだけで、あとは着彩の時に少しずつ時間をかけて描き込みます。
水彩画を初めて間がい方には難しく感じるかもしれませんが、それは描きなれていないから。習うより慣れろ、です(≧▽≦)必ず描けるようになりなます。

制作工程

制作工程

1下絵の作成です。見たままを全くその通りではなく、いろいろな写真などを参考に自分の思い浮かべた風景を作ってみるのも楽しいものです。この絵の場合、渓流の川岸に黒いカワウを入れました。大きくは描いていませんが、この子が主人公なので後半、他のモチーフよりしっかり描きます。
ですので川の岩、水の流れなどは大まかですが、カワウはしっかりデッサンをしています。

制作工程

2色を付けたくないところにマスキングを施したら着彩に入ります。

制作工程

3少しずつ、少しずつ・・・1か所を集中して描くのではなく、全体的に

制作工程

4バランスを見ながら色を重ねていきます。
油絵と違ってやり直しが難しいので(;´Д`)メインの鳥は、まだ手を付けていません。
先述のとおり、鳥を主人公として際立たせたいからですが、作品によっては同時進行で描き進めることもあります。

制作工程

5ある程度背景に色が入ったら、いよいよ鳥の着彩に入ります。
カワウは黒い子ですが、よく見ると、光を受けて明るいところ、真っ黒なところが分かれています。最初からアイボリーブラックなどで真っ黒に塗らないように気を付けます(≧▽≦)

制作工程

6鳥の拡大です。
一枚一枚、羽も丁寧に着彩していきます。

制作工程

7岩の質感、水の流れ、深さ、色・・・
徐々に細かい部分を着彩します。マスキングを外して、水しぶきを入れていきます。
グラデーションして、マスキングを外した部分と着彩した部分の境目が自然に見えるようにぼかしてやります。

制作工程

8サインを入れて、カワウの完成です\(^o^)/!!